古(いにし)の善
古(いにし)の善く道を為(な)す者(「道」の体験②)
むかしのりっばに「道」を修(おき)めきった人は、微妙(びみょう)なすぐれたはたらきで奥深いところに通じていて、その深いありさまはとてもはかり知ることができない。そもそもはかり知ることのできないものだから、ここで強(し)いてそのありさまを描くことにしてみよう。
おずおずとためらって、冬の冷たい川を渡るときのように慎重であり、ぐずぐずと足ぶみして、四方から敵の起こるのを恐れているかのように注意深く、
きりっといかめしくて、威儀を正した客のように厳粛であり、さらりとこだわりがなくて、氷がとけるときのようにすなおであり、しっかりと篤実(とくじつ)であって、まだ削(けず)ってない撲(あらき)のように純朴であり、からりと虚(むな)しくて、深い谷間のように無心であり、混沌(こんとん)とまじりあて、濁(にご)り水のようにあいまいである。
あいまいに濁ったままでいて、それをそのまま静かにして、だんだん清らか
に澄(す)んでいくということが、だれにできようか。安定して落ちついたままでいて、それを動かしておもむろに物を生み出していくということが、だれにできようか。ほかならぬ「道」こそが、それを可能とするのだ。この「道」をわがものとして守って
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