天下に忌諱
めた。「天下に忌諱(きき)多くして」より以下の句は、たがいに因果関係でつづいている。禁止条項が多いと民は貧しくなり、そのために生活に役立つ便利な道具を求め、小賢(ざか)しい知恵をめぐらして悪事をはたらくことなり。そこで法令がいよいよ煩多に整備されると、その裏をかく盗賊が横行するというわけである。民衆をとりしまろうとする作為が逆に民衆の悪知恵を助長し国家を混乱させるである。「民に利器多し」の「利器」ということばは、第三十六章にも「国の利器は人に示すべからず」としてめている。その注(一二二ページ)を参照されたい。・聖人のことば「我(わ)れ無為(むい)にして民自(おのずか)ら化す」より以下は、類似した主旨が第三十七章ではていることが、本来「道」のはたらきそのものであったことは、それによってはっきりする。ここには「道」ということばは出る¥てこないけれども、「道」にもとづき、「道」を模範とする政治を説くものであることは、いうまでもない。「僕(ぼく)」は、第十九章に「素(そ)を見(あら)わし僕を抱け」、第二十八章に「僕に複帰す」とあるほか、これまでにたびたび出てきた理想状態。人工の加わらない自然の純朴である。
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