电话:0731-83595998
导航

小语种日语材料:一级阅读5

来源: 2017-11-29 11:38

 死体ははたしてだれのものか。 

 
自分のものだとしても、死んだ後では、所有権を実際に自分で主張することはできない。
 
法的には、そこはどうなっているのか。それを私は、実は知らないのである。職業柄、年中扱っている「もの」の、所有権が不明である。そんなことで、よく仕事が勤まる。そう怒られそうだが、無論常識的には、死体は、遺族のものである。
 
しかし、ちょっとご想像いただくと分かるはずだが、遺族というのは、しばしば単数ではない。遺産相続の場合なら、子供にはすべて、平等の権利があるはずであるか。そんな議論は、聞いたこともない。
 
こういう議論自体が不謹慎だ。ひょっとすると、そうお考えになる方があるのではないか。もしそうなら、私としては、たいへん我が意を得たことになる。不謹慎であるとか、世の中乱れるとか、人心に与える影響を恐れる。こういった、かならずしも明確に定義できない常識が、死体にかかわる多くの問題の背景となっているからである。
 
こうした常識を考え、それと戦うことは?決して容易ではない?私は死体を扱うのが仕事だから?そうはいっても、それを考えざるをえない。したいをめぐって、しばしばトラブルが生じるからである。
 
こうした漠然とした常識.それの背景をしるためには、じつは日本の文化そのものを追究せざるを得ない。私の仕事は、いつの間にか、そういう方向を向かいてしまった。
 
遺族だって、決して明瞭ではない。しばしば複数の遺族が出現することがあるからである。東京に住んでいる遺族が親の解剖を承諾したが、田舎から出てきた遺族がそれに反対する。こういう例も多い。すでに解剖が始まっているときに、「私は解剖するとは聞いてなかった、実は反対だ」という親族が現れる。これは、われわれがいちばん困惑するケースである。
 
事前に十分に調べろといったって、よその家族の事情だから、それは困難である。解剖を承諾しますといっていただくだけで、当方としてたいへん感謝している。そこを押して、「お疑いするようでもうしわけないが、もしかしたら、田舎のご親族で、解剖に反対の方がおられませんか」。そんなことを、きけるはずがないではないか。
 
遺族に私が殴られたりするのは、こうしたケースである。仕事の上だから、別にどうということはないが、250年の歴史を持つ解剖ですら、この国では、必ずしもきちんとした市民権を得ていないことが、よくわかる。
 
注1遺族:死んだ人の家族や親類
 
注2遺産:死んだ人が残した財産
 
問い1文中の1~7の問いに対する最も適当な答えはどれか。1,2,3,4から一つ選びなさい。
 
1、「自分」とはだれか。
 
1)死んだ人
 
2)死んだ人の親
 
3)死んだ人の子供
 
4)解剖する医者
 
2、「もの」とは何か。
 
1)法律 2)権利 3)死体 4)職業
 
3、「怒られそうだが」とあるが、だれが怒られるのか。
 
1)死体 2)筆者 3)遺族 4)子供
 
4、「そんな議論」とは、何についての議論か。
 
1)死体を分けること
 
2)子供を分けること
 
3)遺族を分けること
 
4)家族を分けること
 
5、「それ」に含まれる内容として適当なものは、次のどれか。
 
1)明確に定義できない常識
 
2)自分の仕事のやり方
 
3)死体をめぐるトラブル
 
4)死ぬことの意味
 
6、「こうしたケース」とは、どんな場合か。
 
1)解剖を承諾した遺族に、感謝の言葉を言わなかったような場合
 
2)解剖が始まってから、解剖に反対の遺族が現れるような場合
 
3)「田舎のご親族で、解剖に反対の方がおられませんか」と聞いた場合
 
4)遺族全員が解剖に反対している場合
 
7、「必ずしもきちんとした市民権を得ていないことが、よくわかる」とあるが、文章中の何によって、それが「よくわかる」のか。
 
1)いぞくがしばしばたんすうでないこと
 
2)常識と日本文化には関係があること
 
3)遺族の意見を十分に調べるのが無理なこと
 
4)遺族に筆者が殴られたりすること
 
問い2この筆者の職業として、最も可能性の高いものは何か。
 
1)作家 2)弁護士 3)日本文化研究家 4)医者
 
問い3最近筆者は主にどんなことに関心を持っていると考えられるか。
 
1)死ぬ権利をめぐるさまざまな議論
 
2)遺産相続に関する常識
 
3)死体にかかわる常識の文化的背景
 
4)解剖技術の発展の歴史
 
問題2次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1,2,3,4から最も適当なものを一つ選びなさい
 
私の知っている寿司屋の若い主人は、なくなった彼の父親を、いまだに尊敬している。死んだ肉親のことは多くの場合、美化されるのが普通だから、彼の父親追憶もそれではないかと聞いていたが、そのうち考えが変わっていた。
 

编辑推荐:

下载Word文档

温馨提示:因考试政策、内容不断变化与调整,长理培训网站提供的以上信息仅供参考,如有异议,请考生以权威部门公布的内容为准! (责任编辑:长理培训)

网络课程 新人注册送三重礼

已有 22658 名学员学习以下课程通过考试

网友评论(共0条评论)

请自觉遵守互联网相关政策法规,评论内容只代表网友观点!

最新评论

点击加载更多评论>>

精品课程

更多
10781人学习

免费试听更多

相关推荐
图书更多+
  • 电网书籍
  • 财会书籍
  • 其它工学书籍
拼团课程更多+
  • 电气拼团课程
  • 财会拼团课程
  • 其它工学拼团
热门排行

长理培训客户端 资讯,试题,视频一手掌握

去 App Store 免费下载 iOS 客户端