有声日语:さかなちゃん陆への憧れ
陆のすぐ隣にある海の中で今日ものんびりぷかぷか泳いでいる鱼ちゃんがいました。
「今日も海の中、明日も海の中、一度でいいから思い切り陆の上を走り回ってみたいわ。」
鱼ちゃんは海の中の生活にあきあきしていたのです。
次の日も鱼ちゃんがぷかぷか泳いでいると陆でこちらを眺めている牛君を见つけました。鱼ちゃんはすいすいと泳いで牛君に近づきました。そして、牛君にそっと话かけました。
すると、 「モー、仆は陆の上は饱きたから、鱼ちゃんみたいにうみを泳いでみたいんだな。鱼ちゃんは泳げでいいな。」
実は牛君も陆の生活にあきあきしていたのです。
鱼ちゃんも海の生活にあきあきしていることを话すと「モー、海のことをもっと教えておくれよ。」
「私も陆のことをもっと教えてほしいわ。」
二人はお互いに陆のこと、そして、海のことを话し始めました。
最初、牛君は海のことをドキドキしながら闻いていました。鱼ちゃんも陆のことをドキドキしながら闻いていました。
お互い交互に陆のお话、そして、海のお话をしました。
そして、そのうち、陆の上には雷があること、そして、恐ろしい狼や鉄の魔物がいることを鱼ちゃん は知りました。
「その雷は天から降ってくるの。」
「モー、それにあたると真っ黒に焦げちゃうだなぁ。」
鱼ちゃんは焼かれてはたまらないと思いました。
「その狼はそんなに素早いの。」
「モー、见つかると素早く近づいてぺろりなんだなぁ。」
鱼ちゃんは狼に见つかってはいけないと思いました。
「その鉄の魔物はそんなにたくさん走ってるの。」
「モー、道路には毎日毎日鉄の魔物が现れるんだなぁ。」
鱼ちゃんは陆がさらに怖くなってしまいました。
日が暮れた、牛君とパイパイとお别れをした後、鱼ちゃんは思いました。
「陆はなんて怖いところなのかしら、海でゆったり泳いでるのが一番ね。」
それから鱼ちゃん は海でのんびり暮らしました。
お仕舞い。
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