中国、経営不振は国営でも競売
(社会主義国家の中国ですが、最近は市場経済化が進み、経営不振が続けば例え国有企業でも競売にかけられる事があります。肉まんの老舗として長い歴史を誇る店も、 例外ではありませんでした。)
中国の市場経済化の波は、およそ150年の歴史を誇る肉まんの老舗(しにせ)も飲み込みました。天津市に本店がある狗不理(こうぶり)は、傘下(さんか)に70社以上を抱える、国有企業ですが、およそ3700万元の純資産(じゅんしさん)に対して、負債総額(ふそいそうがく)は8000万元にのぼっています。
国営中央テレビも、狗不理の競売(きょうばい)について報(ほうじる)じましたが、「伝統的な国有企業の運営(うんえい)モデルで、機能の硬直化(こうちょくか)など弊害(へいがい)が生じている」と指摘していました。
競売には、6社が応札(おうさつ)し、狗不理ブランドの知名度(ちめいど)を狙って、115回にわたる激しい競(せ)りを繰り返しました。落札価格は1億600万元、日本円にして13億7800万円に達しましたが、落札したのは、皮肉なことに、同じ国有企業ながら好調な経営が続く製薬会社でした。
「この落札価格は とてもいいですね。 人々の心にある狗不理ブランドの価値を表しています」(中国の当局者)
中国では海外からのファストフードの進出も相次ぐだけに、身近な肉まんの老舗の身売(みう)りには、国民もショックを感じています。
「老舗が競売にかけられるのは、悲しいですね。 店の管理や品質に問題があったのかしら」(天津市の市民)
落札した企業には、中国当局から従業員全員の生活の保障という国有企業ならではの条件も課されていて、今後も厳しい経営が続くのは間違いなさそうです
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