投资中国的中小企业情况调查
中国に進出している日本の中小企業の大半が業績を伸ばしながらも、深刻化する中国の電力不足を受けて、生産が計画通りに行えなくなるといった影響を受けているという調査結果がまとまりました。
これは、中小企業金融公庫が中国に進出している中小企業?1016社を対象に、去年の業績などをもとに調査したものです。それによりますと、▽去年の売上高が前の年に比べて増加した企業の割合は80%、また▽利益が増加した企業も63%と主な輸出先となっている日本の景気回復や中国国内の市場拡大などによって大半が業績を伸ばしていることがわかりました。その一方で、去年の電力不足によって、計画通りに生産活動ができなかったり納期が遅れたりするといった影響を受けたと回答した企業は全体の60%で、特に、福建省(ふくけんしょう)や浙江省(せっこうしょう)など中国沿岸部に進出している企業で目立っています。調査を行った中小企業金融公庫は「ことしも引き続き深刻な電力不足が続く中で工場を十分に稼働させることができず、売り上げが減少する企業も出てきているようだ」と話しており、急成長する中国経済の恩恵を受ける形で業績を伸ばす一方で、エネルギーの確保に悩む姿が浮き彫りになっています。
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