每天一篇(中日对照)(十一)
"度量衡"的度表示长度,量表示容量,衡则表示重量。日本第一次确立度量衡制度是在701年,根据大宝元年的《大宝律令》而开始使用。
「刑部(おさかべ)親王?正三位藤原朝臣不比等……を遣して律令を撰定せしむ。是に於て始めて成る……始めて度量を天下諸国に頒つ」(「続日本紀」現代思潮社)。度量衡のものさしが幾つもあったのでは、世の中が混乱する。それを統一するのは権力者で、力を世に示すことでもあった。
"刑部亲王。正三位藤原朝臣不比等,责令……制定法律。在正确的基础上着手进行……第一次将度量衡的标准颁布于诸国"(「续日本纪」现代思潮社)。如果度量衡有好些标准的话,那么这个世界将会混乱。统一此标准的是当时的掌权者,通过此事也向世间展明了当权者的权力。
マンションなどの耐震偽装の問題を巡って、耐震強度を計るものさしが複数あることが報じられた。偽装によって耐震強度が足りないとされた東京都新宿区のマンションについて、新しい構造計算法で計算し直したところ、一転して「安全」となった。
据报道,在高级公寓等的抗震数据造假问题上,测量耐震强度的标准就有好几个。由于造假而被认为抗震强度不足的东京都新宿区的高级公寓,如果用新的构造计算法重新计算,则其结果则摇身一变,显示为"安全"。
どの計算法を使うかによって「強度」が変わるのでは、その値で線引きする公的支援の仕組みが揺らぎかねない。買って住む人の安全を第一に考えているのか、という疑問もわく。
如果根据不同的计算方法而使"强度"发生变化的话,那么以其不同结果来区分的这些公共支援团体难免会让人产生不信任感。人们也不禁会产生疑问,他们是否有把这些购房人的安全摆在第一位呢。
明治期に「米屋の嫁」と題する絵が小学校の「修身」で使われたことがある。座った女性の前に米をはかる枡(ます)が二つある。大きさが少し違っていて、女性は驚いた様子で描かれている(松本栄寿「「はかる」世界」玉川大学出版部)。舅(しゅうと)から大きい枡で米を仕入れ、小さな枡で売るように言われ、「あまりのひどさに、女性が嫁ぎ先を去り実家に帰らせてもらうと言うと、舅もその意見を変えた」
明治时期,小学曾把题为"米店家的媳妇儿"这幅画儿用做"修养养心"的教材。坐着的女子面前摆放着两个量米的容器。两个容器的大小略有不同,画中的女性表现出十分惊异的神情(松本栄寿「「度量」世界」玉川大学出版部)。女性的公公要求其用大升购米,用小升卖米,此女认为此举实在过分,要求离开夫家返回娘家,其公公也因此改变了主意"。
同じ一升の米をはかる枡に違いがあってはよろしくない。まして安全をはかる枡なら、誰もがうなずけるしっかりしたものがいい。
即便是计量同样一升大米的容器也不允许有差异。更何况是计量安全的标准,如果任何人都能坚守原则就好了。
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