日语阅读:舌切り雀
むかしむかし丹後(たんご)の国に、お爺さんとお婆さんが住んでおりました。お爺さんは飛べなくなった雀(すずめ)を介抱(かいほう)し、大事(だいじ)に育てておりました。
お婆さんが家に戻ってみると、朝作っておいた糊(のり)が、すっかりありませんでした。
お婆さんはカンカンに怒って、「このわるいすずめ!」とさけび、雀の舌(した)をハサミでちょん切ってしまいました。
しばらくしておじいさんは山から帰ってきて、大すきなすずめの姿(すがた)が見えません。
おばあさんは「あのわるい雀が私の大切な糊を食べたから舌をちょん切って追い出してやった。」と答えました。
「舌切り雀、お宿(やど)はどこだ。」と歌いながら、雀を捜(さが)しに出掛(でか)けました。
そして、ごちそうを出し、珍しい踊りを見せ、もてなしたのです。
「どちらでも、お好きな方をどうぞおみやげに……」
家に帰って、お爺さんがその箱を開けて見ると、金ピカの小判(こばん)が出てきました。
お婆さんもまた歓迎(かんげい)を受けましたが、帰るときに、お土産(みやげ)に大きな箱の方を選びました。あまりに重いので、家に帰る途中で、その箱の中を開けてみると、中からヘビやムカデがはい出だしてきてさんざんお婆さんを懲(こ)らしめたということです。
丹後(たんご)―旧国名。现日本京都府的北部。
ちょん―轻而易举的完成、结束。
小判(こばん)―一两金币。日本古代椭圆形金币。
ムカデ―蜈蚣。
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