日语阅读:浦島太郎
昔々、ある海辺の村に浦島太郎という若者が住んでいました。浦島太郎は毎日毎日、海で魚を釣って、それでお母さんとの暮らしを経てていました。ある日、一日中魚を獲っていたのに、三匹しか獲れなくて気の重い浦島太郎が家帰る途中(とちゅう)、浜辺 (はまべ)で騒いでいる子どもたちを見かけました。その子どもたちは何をしているのかと思って、浦島太郎は見に行きました。子どもたちが亀(かめ)を捕まえていじめていました。
数日後、浦島太郎は海で魚を獲っている時、大きな亀が来ました。驚いた浦島太郎に向って、亀は「この間はうちの亀を助けてくれてありがとうございます。お礼に竜宮(りゅうぐう)にお連れしますので、わたしの背中にお乗りください。」と言いました。浦島太郎は亀の甲羅(こうら)に乗って海の底へ潜って行きました。
夢のように、三年たちました。ある日、乙姫さまは今まで行ったことのない部屋に浦島太郎を連れて行きました。その部屋の窓からは陸の世界が見えました。浦島太郎は、自分の故郷の景色(けしき)を見て、急にお母さんのことを思い出し、懐かしくなりました。お母さんに会いたくて、家へ帰りたくなりました。乙姫さまは寂しくなりましたが、浦島太郎があまりに帰りたそうなので仕方なく、浦島太郎に玉手箱(たまてばこ)をあげて言いました「こまったときその玉手箱をあけてください。けれどもそれ以外は絶対に開けてはいけません。」
故郷に着いて、浦島太郎は家に帰ろうと思いましたが、村を歩いたら何か不思議(ふしぎ)な感じがしました。村の様子がなんとなくかわったみたいで、村の人も知らない人ばかりでした。家があるはずである場所に行ってみると、家はかげもかたちもありませんでした。村の人に聞いたらだれも浦島太郎の家がどこにあるのか知りませんでした。
竜宮で過ごした三年が本当は三百年だったと浦島太郎はわかってきました。死んだお母さんの墓を探してみたら自分の墓も見つかりました。もうお母さんに会えないと思って、とても悲しくなりました。それで、困った浦島太郎は乙姫さまの言葉を思い出して、もらった玉手箱のふたを開けました。玉手箱から煙(けむり)が出て、浦島太郎の体を囲み、浦島太郎は一瞬(いっしゅん)のうちにおじいさんになってしまいました。するとおじいさんになった浦島太郎の体は、今度は鶴(つる)の姿になり、そして空へ飛んで行ってしまいました。海の上で鶴は竜宮の亀に会いました。それを見て浜辺にいた人々は「鶴は千年、亀万年」と歌いいました。
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