日本礼节lesson 14
Lesson14 ご祝儀のマナー
最近では、祝儀袋は100円ショップのものからたくさんの装飾が施された豪華なものまで、さまざまなタイプのものがあります。でも、結局のところは、中に入れる金額にあわせた祝儀袋を選びましょう。
1 ご祝儀袋の表書きについて
ご祝儀袋には掛け紙をせず直接袋に書く。「表書き」は中央の水引きを境に上段中央に「御祝」などの文字、下段中央、あるいは左側に贈り手の姓名を墨書きする。毛筆に不慣れな方でも、ボールペンや万年筆を使っては失礼にあたるため、丁寧に気持ちをこめて書くこと。ただし最近では,筆ペン、サインペンなら使うこともよしとされているようです。姓名はフルネームを楷書で書くようにしましょう。「表書き」は、慶事の場合はムラのない濃い墨で、弔事の場合は薄墨で書くと、より気持ちが伝わる。
※表書きの例
「寿」·「御結婚御祝」·「御祝」
2 中袋の書き方
市販の祝儀袋に中包みがついている場合が多く、大変便利。もし、ついていない場合は半紙や奉書紙でお金を包むこと。
中袋の表面には金額を中央に漢数字で。(外袋に書く場合は裏面左下。)そして、裏面に住所を書く際には裏面左下に郵便番号も忘れずに記入すること。(住所、金額を中袋、外袋の裏面左下にどちらかずつ記入)
3 包み方
包み方は、右側の紙をいちばん上に折り重ねる「右前」。裏側で上下(包みの用語ではそれぞれ天地と呼びます)が重なる時は下側(地)を上にして折り重ねる。これは開ける時に開けやすいように、また良いことは上向きに、包みから落ちたりしないようにという気持ちが込められているので、くれぐれも間違えないように。もちろん弔事の場合はこの逆。
4 多彩な水引き-その種類と意味
水引き:贈答品の「のし紙」の上に蝶結びなどで結んである細い紐の束こと
色:
主に慶事には白赤や金銀を、弔事には白黒や銀一色を用いる。いずれも薄い色の方(白、銀)を向かって左に結ぶ。水引きにはその他にも黄や緑をはじめ様々な色に染められた色水引きがあるが、これらは主に細工用として用いられる。結婚式や披露宴などには包む金額に応じて紅白、金銀など使い分ける。
本数:
水引の本数は、慶事は奇数、弔事は偶数とされています。大体5本前後が多いようです。
形:
両輪結び(蝶結び) あわび結び 結びきり(慶事)
蝶結びは簡単に端がほどけるため、何度もあってよいお祝い事に。弔事には使用しない。 両輪結びよりも格式のある結び方で、結婚式や披露宴のお祝に。ほどけにくい事から、二度目はないようにとの気持ちをこめて、婚礼と弔事に限って使われるこま結ぶ。婚礼(慶事)の場合は水引の両端を上向きに、弔事の場合は下向きに結ぶ。
4 気になるご祝儀の中身
お祝い金としては祝う人との関係によって金額が大きく変わってくる。基本的に、割り切れない奇数の金額(1万、3万、5万等)と言われる。多くの関係では3万円が多いが、兄弟·姉妹、甥·姪は倍以上払うことも少なくない。
中に入れるお金は「新札」が望ましいので、早めに銀行などで交換しておきましょう。
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