日本の食文化---納豆
朝ご飯の定番として日本人に馴染み深い納豆。わたしが納豆を初めて食べたのは20歳を過ぎてからだ。関西人一家のわが家では、母親が納豆を買ってくるということがなかった。わたしが子どもの頃、納豆をよく好んで食べているという関西出身の人はそう多くはなかったと思う。初めて納豆を食べたのは、埼玉県に住む昔の彼の家に遊びに行ったときのことだ。納豆は見た目、糸をひくので気持ち悪いと感じたが、食べてみると、醤油の素みたい、意外といけるぞと思った。生卵を混ぜるとにおいが少し薄くなって初めてでも食べやすいと言われたので、そのようにした。生卵をごはんにかけて食べるのはわたしの好物だったので、それがスムーズに納豆を食べる手助けをしてくれたのかもしれない。生卵と納豆の組み合わせは双方にまろやかさが増して口のなかにコクのあるおいしさが広がった。それに味付け海苔なんかをいっしょに食べるとごはんが何杯でも食べられそうだった。はじめての納豆体験でわたしは納豆の不思議な味に魅せられたのでした。
納豆のルーツの謎は諸説あり、いまだに解明されていない。主な説は2つ。中国から伝わったとされる説.中国の雲南省に日本の納豆と同じように作られる納豆(新鮮豆[豆支])があるらしい。日本で生まれたのではないかとされる説.わたし個人としては後者に軍配をあげたい。納豆菌は稲わらに存在する、発酵に適した日本の温暖多湿な気候から、納豆は偶然出来たのではないか。そう遠くない昔、納豆は東日本で多く食されていた。これも納豆のルーツと関係するとすれば、中国に近い西日本で納豆があまり食されなかったのはなぜか。単なる好みの問題か?謎は深まるばかりだ。それにしても、一見腐っているように見える納豆を一番最初に食べた人は勇気のある人だと思わずにはいられない。
納豆は大きく分けると3種類。1.糸引き納豆、 2.ドライ納豆(お茶請けや酒のつまみなどに最適)、3.塩辛納豆(寺納豆ともいわれ、京都の「大徳寺納豆」の他にも、浜松の「浜納豆」、奈良の「浄福寺納豆」が有名)。一般に納豆というと、糸引き納豆のことを指す。関西で「なっとう」といえば、甘納豆のことかと思う人が多い。「なっとう、なっとう、甘納豆、かすがいの甘納豆」なんていうCMがかつて(今も?)よく流れていたので、ついこれを思い出してしまう。
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