道は常に無名なり(理想の征治(4))
右のどちらを貴ぶかには変化があったらしい。●「恬淡(てんたん)」は、『荘子(そうじ)』のなかでも「虚静(きよせい)恬淡」とか「恬淡無為(むい)」とかいわれていることばであって、無欲で執着のない自然な態度をいう。武器をふりまわして戦争にひきずられないよう、さらりとした冷静な態度でいることである。●「志を天下に得る」というのは、文字どおり天下を統一する志望をとげること。当時の大諸侯に共通する欲望をかかげて、そんなことを志望したところで、武力を主としているようではとてもだめだという。世俗の立場に降りた発言である。
真実の「道」は、本来いつも無名であって、名としてはあらわせないものである。手を加えない素朴な樸(あらき) は、微小なつまらないものであっても、それを道具として働かせることは世界中だれにもできない。諸侯や王たちが、その統治のうちで、もしこうした「道」の素朴な立場を守りつづけることができるなら、あらゆる物はおのずからに服従してくるであろう。天と地とは和合して豊かな恵みの雨露をふらせ、人民はことさら命令をしなくとも、おのずからに統一される。
素朴なものがはじめて切りさかれると、そこに道具ができて名がつけられる。そして、すでに名ができたとなると、そこから無限の差別が出てくるから、その名を
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