大道は汎
大道は汎(はん)として其(そ)れ左右すべし。万物はこれを恃(たの)みて生ずるも、而(しか)も辞(ことば)せず。功(こう)成るも、而も名(な)を有(たも)たず。万物を衣様(いよう)するも、而も主(しゅ)と為(な)らず。常に無欲なれば、小(しょう)と名づくべし。万物焉(こ)れに帰(き)するも、而も主と為らざれば、大(だい)と名づくべし。是(ここ)を以(もつ)て聖人の能(よ)く其の大を成らは、其の終(つい)に自(みずか)大とら為らざるを以て、故に能く其の大を成す。
大道汎兮﹑其可左右。万物恃之而生而不辞。功成而不名有。衣養万物﹑而不為主。常無欲﹑可名於小。万物帰焉﹑而不為主﹑可名於大。是以聖人之能成其大也﹑以其終不自爲大﹑故能成其大。
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偉大な「道」は、ひろくゆきわたってすべての万物の存在をささえているが、それでいて、その成果を自分の働きとして誇ったりはしない。そこに真の偉大さがある。聖人の偉大さもまたそれを模範としたものだという。
◎「大道汎(はん)として」の句は、第二十五章の「周行して殆(とど)まらず」と同じ。王弼(おうひつ)の注に「氾濫(はんらん)して適(ゆ)かざる所なし」というのがその意味である。「功成るも而(しか)も名を有(たも)だす」の「而」の字は、底本にはないが、河上公(かじょうこう)本と傅奕(ふえき)本に従って補った。帛書(はくしょ)甲本にもある。「不名有」
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