道は常に無為
真実の「道」のはたちきは、いつも必ずことさらなしわざのない「無為(むい)」の動きであって、それでいて、すべてのことをりっぱになしとげている。諸候や王たちが、その統治のうえで、もしこの「道」のはたらきを守りつづけることができるなら、あらゆる物はそれぞれにおのずからな成長をとげることになるだろう。もし成長の
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営みをつづけながら、かってなことをして頭を持ちあげようとするものがあれば、わたしはそれを「無名の素朴なもの」によって鎮(しず)めて落ちつけようと思う。「無名の素朴なもの」は、当然にも欲望のない状態をもたらすであろう。そして、あらゆる物が欲望をもたないで平静であれば、世界じゅうはおのずからに安定するであろう。
道は常に無為(むい)にして、而(しか)も為(な)さざるは無し。候王(こうおう)若(も)し能(よ)くこれを守らば、万物は将(まさ)に自(おのずか)ら化(か)せんとする。化して作(おこ)らんと欲(ほつ)すれば、吾れ将にこれを鎮(しず)むるに無名(むめい)の樸(ぼく)を以(もつ)てせんとす。無名の樸は夫(そ)れ亦(ま)た将に無欲(むよく)ならんとす。欲あらずして以て静かならば、天下将に自ら定まらんとす。
道常無為、而無不為。候王若能守之、万物将自化。化而欲作、吾将鎮之以無名之樸。無名之樸、夫亦将無欲。不欲以静、天下将自定。
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「道」の無為(むい)自然なはたちきを模範として政治を行なう。これさらなことをして、あれこれと法令を出して統率しようとするのは、かえって民衆の反逆をまねく。自然な徳化(とつか)が第一である。さて、そのうえで、自然な全体の秩序からはみ出してかってな動きをしようとするものがあれば、それは刑罰でとりしまったりするのではなくて、「無名」の、
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