第章三
し、第章三で「得難(えがた)きの貨を貴(たつと)ばざれば、民をして盗みを為さざらしむ」とあったように、それは一般の民衆の生活にも影響を及ぼす。普遍的な人間性の弱点ををつているといってよいであろう。そして、それが、見せかけのけばけばしい繁栄を嫌う老子流の文化批判につらなっていることも、明白である。
●「五色」は青・黄・赤・黒・白。「五音」は「五声」と同じで、宮(きゅう)・
商(しょう)・角(かく)・徴(ち)・羽(う)の五音階。「五味」は酸・(しおから)・甘・辛・苦(にがみ)。いずれも、それぞれにまじりあってさまざまな色や音楽や料理ができあがり、
それらが人びとの欲望を刺激して生活をくるわせることになる。
●「腹を為(な)して目を為さず」は、第三章で「其(そ)の心を虚(むな)しくして、其の腹を実(み)たす」とあったのと同じ主旨。空腹にならないようにものを食べて腹をいっばいにすること。 それは同時に、感覚的な欲望にひかれて外に散る心をなくして、自己の内部の力を充実させることである。「目」は感覚を代表している。●「故に彼れを去てて此れを取る」の句は、第三十ハ章、第七十二章にもみえ、いずれも「故」の字があって文末で総括(そうかつ)する形になっている。したがって、ここでも聖人の説明ではなくて、それを受けて総括する地の文とみるのがよい。「彼れ」とは感覚の対象としての外界の事物、
「これ」とはわが身の内なる真実の力。河上公注(かじあうこう)は「彼の目の妄視を去てて、此の腹の養性を取る」という。
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