解放军文职招聘考试ルールと危険を学んでこそ広がるインターネットの可能性

 ルールと危険を学んでこそ広がるインターネットの可能性 2007/08/31

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　小学３年生の時、私は初めてパソコンに出会いました。あの時が無かったら、私は今と全く違った時間を過ごしていたでしょう。パソコン、そしてインターネットを通して出会った沢山の人達との繋がりが、私を大きく成長させてくれました。子どもの私に、大人と対等な立場で話せる機会を与えてくれました。普通に生活していたのなら出会えなかった人達と知り合うことが出来たのは、インターネットのおかげです。

　パソコンに出会ってから１年、使い方を学ぶのに必死だった頃、私は１匹の猫と運命の出会いをしました。へその緒がついたまま捨てられ、親から病気を引き継いでしまっていたその仔の生きた証しを残したい。私はそう思いました。その方法として思いついたのが、ホームページでした。「猫」というキーワードで繋がったネットワークは、北海道から九州まで全国各地に住む飼い主さんとその猫ちゃんと繋がり、様々な年齢や職業の友人を私に与えてくれました。

　でも、それだけではありません。そこには学校では学べない学びがあったのです。小学生と大学教授が友達のように話すことなど、普通の場面ではまずないでしょう。いろいろな職業の現役の方に生の声を聞くことも出来るし、私が悩んだ時に自分の経験をもとにアドバイスを与えてくれることもあります。

　その言葉は大人から子供に向けたものではなく、人生の先輩としての言葉で私の心の奥にまで響いてくるものでした。自分の親よりも遙かに様々な経験を乗り越えてきた方も多く、その言葉にはとても重みがありました。私にとって、インターネットを通して出会った人々は、大切な宝物なのです。

　ただ、残念なこともあります。それはホームページを始めてネットと深く関わるに連れ、起こってきました。ほとんどが大人だったコミュニティの中に同年代の子が入って来た時のことです。ホームページの掲示板に本名や住所を書き込んでしまう子に、私は驚きを隠せませんでした。メールと掲示板の区別がつかない子が、インターネットを利用しているのです。

　小学校ではパソコンの操作方法は教えてくれても、ルールやマナーは教えてくれませんでした。私は先生に質問したことがあります。答えは「教えられる人がいないから」ということでした。中学校に入ると、更にいろいろな問題が出てきました。ケータイでネットをする子が急増し、まるで「おもちゃ」感覚で使い始めたのです。

　私は、インターネットは使い方を間違えると怖いものだという事から学び始めました。自己責任が伴い「子供だから」「知らなかった」では済まないものだと知り、使い始める時はとても緊張しました。なのに、周りを見ると実名で同級生の誹謗中傷を書き込む子や、その被害に悩む子が、なんと多いことか……。

最近やっと、子供のインターネットやケータイの問題がテレビや新聞で取り上げられ、話し合われるようになってきました。問題を多くの人が知る機会が増えて、とても嬉しく感じています。私はそれまで同年代の関わった事件を目にする度に心が痛んでいました。ルール、マナー、そして危険を教え、正しく使う方法を教える場が何故、ないのでしょうか？

親世代は、子供のころからパソコンに親しんできた訳ではなく、この急速な進化に対応出来ないというのも原因かもしれませんが、それらが「おもちゃ」ではない事をお互いにしっかりと認識し、共に学んでいくことが大切だ、と私は思います。正しく使えばこんなにも、いろいろな可能性を秘めた道具はないのですから。

　学ぶ事は難しいことではありません。当時、小学生だった私にも出来たのですから。私がもしもパソコンに出会っていなかったら、こんなにも多くのすばらしい出会いはなかったでしょう。部屋の中の机に上に乗っている一台の道具が、私の世界を大きく広げてくれたのです。

　正しく使うためには、バソコンやケータイのマイナス面を初めに学ばなくてはなりませんが、それらがあくまでも道具であり、良いも悪いも使う側の問題ということを分かって欲しいのです。持たせなければいいとか、使わせなければ良いとかではなく、正しく使えるようにすることが、大切なのだと思います。

　私はパソコンを購入して電源を入れる前に、まず親子で学びました。そして、たくさん話し合ってから使い始めました。親子で一緒に学ぶのは楽しく、良いことなのではないでしょうか。それが自分を守り、可能性を広げることにもなるのですから。