解放军文职招聘考试山崎さんの資料より
山崎さんの資料より
当然のように安全性を強調する東電の説明はおかしい
山崎さんが東電に、20km下だから関係がないとなぜ言えるのか、と聞くと、ボーリングをやっていると言ったそうです。東電担当者は「ボーリング調査を何百本もやっている。敷地の中に有力な地震断層が存在しないから大丈夫だ」と言ったが、すべての断層がボーリングで発見できるわけがない、と述べ、枝分かれした派生断層は偶然性が高く、それに対して当然のように安全性を強調する東電の説明はおかしい、と批判しました。
また、衛生写真データなどによって隆起があったことがわかっており、最大30cmの隆起があったそうです。地盤が傾斜しながら上がっているので、地盤変異を起こしている地震である、との見方を示しました。「隆起が地盤変異によって起こっていることを東電は認めないが、データと人間が調べた結果(沿岸のカキの浮上)が一致しているので、それ以外の説明はつかないことから、ほぼ間違いはないのではないか」と語りました。
非常に気になるタテ揺れの大きさ
街灯が倒れていたり、タンクの座屈などは、このライン(産総研の想定している分岐断層)が怪しい、と述べ、最初(16日の社民党調査団(第一次))、5?6?7号機の後ろの山を「見せろ見せない」という話があったことに言及しながら、地表の上に明確な断層が見えれば断層が走っていることが立証される可能性がある、との見解を示しました。
さらに、非常に気になっているのは、タテ揺れの大きさであると述べ、5号機と6号機は近いところにあるが、上下方向の数値(最大加速度?最下階)が5号機は205ガルであるのに対し、6号機は488ガルだったそうです。下から岩盤の大きな揺れがあったとき、原発から2キロ離れた国道では高さ30センチぐらいの大きな落差が発見されており、断層が6号機の真下を通っていたとすれば、6号機の上下の強い揺れの説明がつく、と語りました。
488ガルのタテ揺れは下から突き上げられるような揺れで、軸が折れた天井クレーン(6号機)の位置と一体であり、天井クレーンにもっとも近い地震計では上下方向に重力加速度980ガルを上回る1541ガルを記録。重力加速度(約981ガル(海抜0m))を超える揺れを受けて、クレーンは一瞬、宙に浮き上がってまたもとの位置に落ちた可能性があり、山崎さんは「何度も振動があればクレーンは落下してもおかしくはない」との見方を示しました。
「東電は落下防止策とっているので天井クレーンが落ちる可能性はないと言っているが、その防止策は鉄板を貼り付けているだけであり、横揺れにはいいが、大きな揺れを想定しておらず、タテ揺れには対応できない」と述べ、「東電のレべルは低い」との認識を示しました。
柏崎刈羽は致命的な状況にある
山崎さんは、今回の柏崎刈羽は致命的な状況である、との認識を示した上で、「民家は厚い堆積層があるので揺れやすいが、原発は硬い岩盤の上に直接設置しているから一般家庭より揺れない」という東電の説明に対し、民家で測ったものより硬い岩盤で測った地震加速度の方が大きく、上下方向に至っては264ガルの一般(原発敷地外測定値)に比べ、6号機は488ガルだった、と述べ、どちらが正しいのか東電に説明を求めたものの、答えはなかったそうです。
山崎さんは「堆積層は横揺れを増幅するがタテ揺れは緩和する。岩盤は横揺れを増幅」しないがタテ揺れを吸収しない」と述べ、「そう考えないと、原発内外の揺れの差(原発:大?ほか:小)を説明できない」と指摘しました。さらに「周期の長いゆっくり揺れに対し、大型構造建物は弱い」とも述べ、一般の地域で観測されている地震より原発の地下3階で測った地震の方が大きいことに言及しながら、「よくわからない事態が起こっているにもかかわらず、未だに電力会社や原発を推進している国は、“硬い岩盤に建っているから安全だ”といった主張を繰り返している」と批判しました。
原発が建てられるような場所ではなかった
また、実例によってそれまでの説明が覆され、その説明ができない以上、柏崎刈羽やほかの原発すべてを止めなければならない状況に追い込まれていることがわかっていない、と述べ、原発の真下で地震が起きたことに対し、「この地域は原発が建てられるような安定した地盤でもなんでもないことが実証された。日本列島は地震の活発な活動期に入っており、近くに長岡平野西緑断層帯もある。場合によってはマグマのようにいつ活動してもおかしくないところに原発を建てるのはおかしい」と述べ、そのような地域に原発を建てたことを厳しく批判しました。
その上で、「柏崎刈羽は運転できない。浜岡原発も同じ」と述べ、柏崎刈羽だけでなく、浜岡原発など、かねてから問題が指摘されているほかの原発もすぐに止めるべきであると強調しました。そのことを東電に投げかけたが返事がないため、「8月下旬、東電と市民との話し合いの場があるので、さらに強く訴えたい」と語りました。
地震で放射能が漏れることは折込済みなのか
また、原発の放射能閉じ込めるためにありとあらゆる努力をしていると言っていたが、実際はそんなことがなかったことが今回の地震で明らかになった、と述べました。配管は強固に作っていたが、配管のシール部分が使い物にならず、シール部分から放射能が漏れていたことを指摘しながら、地震で放射能が漏れたことは折込済みとしかいいようがない、と断じました。市民はその説明を受けておらず、放射能漏れはないと説明されている、と述べ、不誠実な対応を厳しく批判しました。
いつまた大きな地震が起きても不思議ではない
今回、7号機ある原子炉のうち定期点検などで動いていたのは4機でした。中越地震や能登地震など、最近、この地域で大きな地震が続いており、活動期に入っていることが考えられることから、いつまた大きな地震が起きても不思議ではないこと、今回のように地震の規模に対して被害が大きかったことを考えると、次の地震は待ってくれないので、柏崎刈羽の廃炉を訴えていきたい、と山崎さんは述べました。
原発再開のために電力危機をあおるのはおかしい
最後に、安藤多恵子さんが、電力の供給体制の見直しについて話をしました。安藤さんは、原発再開のために電力危機をあおるのはおかしい、と述べ、電力会社や国がメディアを使って電力危機をあおることに疑問を呈しました。
とくに「6000万kW」の数字が一人歩きしていますが、東京電力管内では、2005年に6000万kWの総需要があったのはわずか1日であること、2006年に総需要が6000万kWをこえた日は1日もなかったことが強調されました。電力の総需要は減っているのが現状なのです。また、不祥事に関連して、東京電力の全原発が停止した2003年、供給難による停電はありませんでした。
そして安藤さんは、電力が足りないときどうすればよいのか、その視点からの発想がない、と述べ、電力危機をあおるのではなく、供給体制を見直すことの必要性を訴えました。休止している火力発電所や水力発電所の活用、風力や小規模水力など新たな自然エネルギーの活用など、電力供給源の見直しこそが必要だ、と述べました。
安藤さんの資料より
危なくてしょうがない原発はやめよう
安藤さんは、今回の地震で原発がどのような被害を受けたのか、その内容がわからないうちに1年で立ち上げるとか、2年で立ち上げるといった議論をするのはおかしい、と述べ、再開のための費用は4000億円と新聞には出ているが、お金の使い道も含め、安全な風力発電や火力発電や太陽光発電などでまかなえるような融通体制を考える時期にきているのではないか、との考えを示しました。そして、日本は諸外国に比べ、風力発電などに対する目標値が低いのでもっと高く設定しなおし、危なくてしょうがない原発はやめよう、と呼びかけました。
筆者の感想
原発の敷地内の地面が波を打ったように隆起している映像や、大きな段差ができるほど陥没している映像を見て、今回の中越沖地震が柏崎刈羽原発にも大きな被害をもたらしたことがわかりました。燃料プールから水が漏れ、床が濡れている映像を見ながら、保阪さんが心配していたように、床を拭き取る作業をしている人たちなどが放射能の被害に遭わないように、しっかりとした対応を東電に求めたいと思いました。
山崎さんが示してくれたデータや、今回の地震でも明らかなように、この地域は原発が建てられるような安全な場所では決してないことがわかります。地震が起きたとき人々がまず最初に口にしたのが「原発は大丈夫か」という言葉であったことからも、地元住民の不安が伝わってきます。断層が柏崎刈羽原発の真下を走っていた可能性を指摘していた山崎さんの話を聞きながら思ったのは、東電はこうした疑惑に答えるために、情報を徹底して公開し、市民の不安を払拭する義務があるということでした。
(ひらのゆきこ)
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