解放军文职招聘考试ホリスティック教育とESD
ホリスティック教育とESD
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「ホリスティック教育」という教育理念がある。「ホリスティック」は「全体的」という意味で、「ホリスティック教育」とは「教育の特別なカリキュラムとか方法論ではない」(ホリスティック教育シカゴ宣言)。世界を全体的に捉え、人間を環境を含めた全体として捉える教育のあり方やプロセスを指している。
1990年の「ホリスティック教育シカゴ宣言」以来、毎年のように「ホリスティック教育」の国際会議が開かれているという。
このところ注目されている「ESD」とは、持続可能な開発のための教育を指し、2002年のヨハネスブルグ?サミットで日本の市民と政府が提唱、日本でも政府によるESD国内行動計画が策定されている。その推進のために、内閣府を中心に「国連持続可能な開発のための教育の10年関係省庁連絡会議」が設置されている。
この両者を関係づけて考える国際シンポジウム「未来の子どもたちに、今私たちが伝えたいこと―ESDへのホリスティックなアプローチ」(共催 日本ホリスティック教育協会、財団法人ユネスコ?アジア文化センター)が5日、東京都渋谷区の聖心女子大学で開かれた。
「グローバリゼーションの波がアジア太平洋地域にも強い影響を及ぼす中で、人間の健全な発達にとってふさわしい開発のあり方が問われています。(中略)未来を担う次の世代の子どもたちに、今私たちは何を伝えていくべきか。それぞれの文化の伝承すべき智恵や普遍的価値と、刷新すべき旧い因習やナショナリズムとを、きっちりと見分ける眼力が求められます」と開催趣旨は謳っています。
シンポジウムは、聖心女子大学グリークラブの合唱で始まり、南太平洋大学教授のコナイ?H?タマン氏が「存在を深める学び」と題した基調講演をおこなった。教授はダンスバフォーマンスを交え、聴衆の関心を集めた。この講演で、教授は「南太平洋諸島でも教育では近代化によって西洋の学校の様式を取り入れてきたが、伝統文化に根ざした伝承の知恵(KIS)を生かした教育に転換をはかっており、この方向は、詩や歌なども含んだ伝承の知恵の全体を生かす教育を目指している」と述べた。
第1部「文化の視点からのESD」では、「マオリの伝承文化」としてニュージーランドのティティランギ?ルドルフ?シュタイナースクール教員のヘザー?D?ペリ氏は、過去にマオリの伝承文化や伝統的な教育は抑圧されていたが、87年のマオリ語の公用語化以後に文化再興がなされ、自らの伝承文化を継承しつつ多様性を受け入れられるような教育を目指していると述べた。
「ナハポの伝承文化」を語ったのは、米国?ナバホネイションのディネ?カレッジ教授のハーバート?ベナーリ氏。西欧の世俗的な教育が排除してきたものも含めて、ナバホを始めとする先住民は全体的(ホリスティック)な見方で教育を行ってきたと話した。
「プータンの国民総幸福GNH」としてブータン政府教育省専門官のカルマ?ユルニ氏は、経済やお金、国内総生産GDPが幸福をもたらすという考え方ではない、伝統と国民総幸福GNHに基づいた教育について述べた。
第2部「学校教育におけるESDの取り組み」では、オーストラリアのフリンダーズ大学国際教育研究所名誉所長、G?R?ボブ?ティーズデイル氏が教育における「バック?トゥ?ザ?フューチャー」アプローチについて語った。これは、過去や伝統文化から最も優れたものを取り出して今後の教育に生かすということである。
「クリシュナムルティ?リシヴァリー?スクールのとりくみ」として、インドのリシヴァリー?スクール教員のヴィジェンドラ?C?ラモラ氏は同校での自然と共生する教育実践を語り、「大地」を基盤としたカリキュラムについて述べた。
「ヒューマニタリアタン?スクールのとりくみ」として、ロシアのヒューマニタリアタン?スクール校長のヴァシリー?V?セメントツォフ氏は、つながりと個々の「言語的個性」を生かした同校の教育実践にふれ、このような「語源的教育法」の全体的教育について語った。
「シュタイナースクールのとりくみ」として、オーストラリアのマウントバーカー?ヴァルドルフ?スクール教員のジョン?F?ウィッソン氏は同校のシュタイナー教育について語った。
第3部「未来の子ども達のために」では会場の多数の質問に答えて行われたが、印象的だったのは「ホリスティック教育やシュタイナースクールで学んでもその価値を認められない現在の競争的社会でこどもたちはどうなるのか」との質問に、大阪府立大学准教授吉田敦彦氏(日本ホリスティック教育協会代表)は「理想的な教育理念と現実の教育のせめぎあいの中で、少しずつ理想を実現していくことが重要」と答えたことだった。
現在の教育やESD?持続可能な開発のための教育に対してホリスティックなアプローチ、教育の全体性をもたせることは意義あることであり、「功利や技術の学び」ではなく「存在を深める学び」(learning to Be)、伝統を否定するだけのアプローチではなく「バック?トゥ?ザ?フューチャー」アプローチ(Back to the Future Approach)、「自然環境的、社会経済的な観点のみならず、文化的精神的な観点を統合してESDの従来のアプローチをより深化させていこうとする」ことは重要である。
しかし、これらのホリスティックなアプローチは日本の伝統文化の中にも豊かに存在する。また、この点に着目しESD展開を行っているプロジェクトに民俗学や神道に伝統的基盤も有する國學院大學の現代GP「歴史文化を踏まえた環境総合教育の拠点形成」がある。
今後、このような日本の伝統文化?少数民族の伝統文化を深く取り上げ、他のプロジェクトと「つながっていく」アプローチを、主催者はさらに進めていただきたい。
空疎な「美しい国」の言説や安易な日本賛美が横行する時代には、世界の他の地域とつながり「それぞれの文化の伝承すべき智恵や普遍的価値と、刷新すべき旧い因習やナショナリズムとを、きっちりと見分ける眼力」を養うことは重要である。
今回の国際シンポジウム、ワークショップはこの点においても非常に意義ある試みである。
■ホリスティック教育シカゴ宣言
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